OLYMPUS-PEN D3

Olympus PEN D3
Canon EOS Kiss Digital N
Carl Zeiss Jena Tessar 50mm f2.8 

大口径レンズを奢ったコダワリのハーフカメラ


以前からハーフサイズは気になっていましたが、なかなか縁が無く、良いカメラとの出会いはありませんでした。
今回紹介するPEN D3はヤフオクで何度も競り負け、なかなか入手できなかったのですが、ようやく入手できたのでご紹介します。


このカメラについて


大ヒットしたPENの高級機種として発売されたDシリーズの最終モデル。 
Zuiko 32mm f1.7という大口径レンズ、1/500秒の高速シャッター、露出計を搭載し高級カメラが持つ機能をミニサイズに凝縮したカメラです。


ハーフ版という事で倍の枚数が撮れ、36枚撮りだと72コマ撮影することができます。
その分、画質の低下などがありますが、今のフィルムだとかなり活躍するのでは?と考えてサブサブカメラとして探していました。

今回はオークションで珍しく競らなかったので、3000円ほどであっさり落札出来ました。


特徴

では、このカメラの特徴を紹介しましょう。

(1)コンパクトなボディ

Leica CLとPEN D3の大きさ比較。二回り程小さいサイズでとてもコンパクトなので、コートのポケットにも入ります。
金属製なのでサイズの印象よりもずっしりと重い(約450g)です。


(2)露出計内蔵
コンパクトなボディに露出計を内蔵しているので、マニュアル初心者でも安心です。
露出値がLV表示されるメーターで、そのLVをレンズにある絞りとシャッターダイヤルでセットします。
この個体はテスト撮影中に露出計が壊れてしまいました。残念です。


(3)フルマニュアル操作が秀逸

シャッターは1/500秒と当時では贅沢なものを搭載しています。
また、シャッターリングと絞りリングの目盛り間隔が同一になっている点に注目!
両方のリングをまとめて回すことで、同一露出でのシャッター速度・絞り変更が可能です。とても良く考えられた実装で、設計者の思想を感じますね。


(4)f1.7の大口径レンズ
搭載レンズはF.Zuiko 32mm f1.7。 4群6枚と贅沢で明るいレンズを搭載しています。

これにより、絞り開放でボケを使ったり、夜のスナップも可能となっています。

(5)目測でのピント合わせ
このカメラは距離計がなく、被写体までの距離を目測で測り、レンズの距離目盛に合わせる必要があります。晴れた日中であればf11~16にセットして、パンフォーカスで撮れるのでピント合わせは不要になります。

絞り解放で最短距離の撮影だと、目測でピント合わせは至難の業なので、あらかじめピントグラスなどを用いて、最短撮影距離を測っておくほうが無難です。
僕の場合は、右手でカメラを持ち、左手を前に伸ばして被写体に触れるギリギリが最短距離でした。


実写

以下に作例を紹介します。
フィルムスキャナーがハーフ非対応なので、プリントからのスキャンですが、プリントでの鑑賞には十分耐えうるクオリティです。
スキャン前提であれば、PROVIA 100Fのような微粒子ポジだともっと細かい描写ができるでしょう。

桜
小さなボディでもしっかりZuikoレンズの写りです。


坐摩神社/ Ikasuri shrine
色収差も少なく素直な描写です。


狛犬/imperial guardian lions
記録サイズのデメリットはありますが、伸ばさなければ問題ないです。


石碑
光が強くてもパープルフリンジやフレアなども出にくいです。


バラック
寄るより引いて絞りこんだ写真が無難です。


猫
動く被写体の場合は目測だと難しいですね。


路地
パンフォーカスではとてもシャープな絵を結びます。


道頓堀川
ISO400で夜に手持ち可能なのも明るいレンズのおかげ。


道頓堀
明るい看板などがあれば、とてもきれいに写ります。


まとめ

色々撮影して思ったのですが、このカメラはパンフォーカスに設定しておき、機動性・撮影枚数の多さを活かして、目に付いた物はドンドン積極的に撮る方が良いでしょう。


小型なのに妥協なく、高性能でとても良く写り、金属ボディの重厚感やかわいらしさ等、魅力が一杯詰まっているカメラです。

こんな人にオススメです。

  • ハーフサイズでも画質にはこだわりたい!
  • コンパクトなフルマニュアルカメラがいい!
  • 目測やパンフォーカスでスナップの達人を目指している!
  • フィルムでもデジカメみたいにパシャパシャと撮影したい!

露出計が壊れたのは残念ですが、直して目測の達人を目指してみようかな(^^;;


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6 件のコメント:

  1. ハーフ進出おめでとうございますw

    >パンフォーカスに設定しておき、機動性・撮影枚数の多さを活かして、目に付いた物はドンドン積極的に撮る方が良いでしょう。

    まったく仰る通りですね。
    ハーフカメラはいつもと違ったリズムで撮れるのが
    一番の良さかと思います。

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  2. ふくいのりすけさん、コメントありがとうございます。

    >ハーフ進出おめでとうございますw
    ありがとうございます。
    1本目で露出計が壊れて凹んでいますが、ネガで早見表見ながら頑張ります。

    ハーフでテンポ良くとるのも楽しいですね(^-^)

    返信削除
  3. D3いいですね。
    うちにはセレンメーターのDがありますが、D3の方が少しレンズが明るいのでうらやましく思います。
    しかしハーフの縦位置って結構面白く、これに慣れてくるとフルサイズでもついつい縦位置で撮りたくなってきます。

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  4. SEINOさんコメントありがとうございます。

    Dシリーズは明るいレンズなので色々遊べますね。

    僕は元々、縦位置多用していたので、横で構えて撮れる写真が縦というのは楽で気に入っています。
    画質も思った以上に良いのでドンドン使っていこうと思います(^-^)

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  5. おお、入手おめでとうございます。
    うちのPEN-D3、大変お気に入りで予備機も持っています。
    (二台ともOH済みで調子いいです〜)
    写りが本当によくて、逆に粒子を荒らしたい旧い町並みには最適でw
    ローライ35も目測ですが、まず外しません。
    コツはこのカメラの最短撮影距離である0.8mあたりを正確に測れれば。
    例えばぼくの腕は伸ばすと約90cmなので、それを目安にします。
    あと、自分の身長(ぼくは183cm)の感覚で、自分がそこへ寝そべるとという距離感、
    あと自分の車が約4mなのでその長さを感覚的に憶えておきます。
    すると、町でもすんなりピントが合わせられますね。

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  6. ueharaさん、ありがとうございます。
    やはりみなさんPENシリーズはお持ちなのですね。
    しかもD3を二台も!

    >例えばぼくの腕は伸ばすと約90cmなので、それを目安にします。
    一本目が現像上がってから気付きましたw
    0.8mの解釈を間違っていて、レンズ先端から0.8mで撮っていたので、ボケばかりでした。 ピントグラスで測ってフィルム面から0.8でしたので、次回から腕を目安に撮るようにします。
    目測は色々なものさしをどれだけ持つかで精度が決まりそうですね。
    頑張って修行してみます!

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